ショパンエチュードの解説と練習法 -ルイ・ロルティの演奏を参考に-

ショパンエチュードの各曲について解説と練習法および演奏解釈の指針を書きます。
ルイ・ロルティ(Louis Lortie)が2008年に収録した映像&音源を参考とし、他のピアニストについては適宜述べていきます。
転載される場合は連絡不要ですが、出典元としてこのブログURLの記載をお願いします。

2012年01月

ショパンエチュードの演奏難易度

ピアノ曲の技術的難易度振り分けは非常にくだらない話題です。子供(精神的に幼稚な人)が学歴や偏差値で優越感を得たりコンプレックスに苦しむことと同じで、本質的には全く意味がありません。そんなことで悩むのは時間の無駄です。

そもそもこれを気にする人は最初から弾けるはずがないのです。たとえ技術レベルがその曲に到達していたとしても、精神的な障壁が存在したら弾けるわけがありません。加えていうならば、ピアノ曲の難易度は個人差がつきもので、とりわけショパンエチュードの体感難易度は個人差が大きいことが知られています。そのため、ある人には演奏容易に思えた曲が別の人にはものすごい難曲に感じる、ということがごく普通に発生します。なので、個人がつけた難易度は他人には通用しませんし、万人に共通するランク付けなどできるはずがありません。

しかし音楽図鑑ブログのほうも「曲名+難易度」で検索してやってくる人がものすごく多く、迷える子羊を見るような気持ちになってしまいます。ということで、ひとつの意見として全27曲の技術的難易度を私なりにまとめてみました。全曲ひと通り弾いた上で難易度を振っています。

自分の技術レベルが低かった頃は、非常にむずかしくとても弾けそうになく思えた曲があって、いわば難易度センサーが無限大に振り切れてしまったりもしたのです(笑)。近年は、「どんなに難しい曲でも必ず弾けるようになる方策があり、それを見つけ出して練習するのがピアノ学習者のやるべきこと」と思えるようになったので、難易度∞の曲はなくなりました。

以上、前おきが大変長くなりましたが、これからショパンエチュードの難易度解説を始めます。


ランクわけと時代別代表曲

ツェルニー相当 古典派代表曲 ロマン派代表曲 近現代代表曲
30番終了 モーツァルト:K.545 シューマン:飛翔 ドビュッシー:アラベスク1番
☆+ 40番中盤 モーツァルト:K.331 シューベルト:即興曲op.90-3 ドビュッシー:アラベスク2番
☆☆ 40番終了 ベートーヴェン:悲愴 シューマン:子供の情景 ラヴェル:死せる王女の
ためのパヴァーヌ
☆☆+ 50番中盤 ベートーヴェン:月光 メンデルスゾーン:
ロンド・カプリチオーソ
ラヴェル:ソナチネ
☆☆☆ 50番終了 ベートーヴェン:熱情 リスト:カンパネラ ラヴェル:水の戯れ
☆☆☆+ 60番 ベートーヴェン:皇帝 シューマン:トッカータ バラキレフ:イスラメイ

代表曲に異論のある方もいらっしゃると思いますが、とりあえず。アラベスク1番はツェルニー30番に入る前でも弾けますね。


op.10

番号 難易度 コメント
☆☆☆ 局地的に難しい箇所があります。
☆☆☆+ どうしても弾けない人がいます。
☆☆ 中間部以外は☆なので、ツェルニー30番で不足しがちな成分を補いましょう。
☆☆☆ 個人差があります。
☆☆ 個人差があります。
技術の曲じゃないので。
☆☆+ 個人差が大きい曲ですが、簡単という人はあまりいません。バラード2番コーダに登場。
☆☆+ 試験やコンクールの定番のメカニカルな練習曲です。
ツェルニー30番は左手の練習が少ないのでこの曲は大変。だからこそ練習します。
10 ☆+ 技術はラクだけどプロでも変な演奏をする危ない曲です。
11 ☆☆ エオリアンハープを仕上げてからでないと無理です。
12 ☆+ 弾きやすく、知名度も高くてコスパ抜群。9番をさらった後でどうぞ。


op.25

番号 難易度 コメント
☆+ 手が広がらない人は毎日これを弾きましょう。
個人差がありますが、ツェルニー30の20番目の次に弾けます。
☆☆ トリルのところ以外はさほど難しくありません。
☆☆+ テンポ次第です。高速ノーミス演奏は困難です。
☆☆+ 中間部がかなり難しいです。
☆☆☆+ 私が習った浜野先生はこれが弾きやすいそうです。
☆☆ 左手のルバート技術の曲です。
☆☆☆ 曲調と裏腹に難曲。+をつけるか迷うくらいです。
☆☆ 手が開かない人は非常に演奏困難です。
10 ☆☆ 中間部が難しいです。1-3や1-4でオクターブが取れない人は☆☆+
11 ☆☆☆ 25-6ほどじゃないので。
12 ☆+ ツェルニー30番終えたばかりでは弾けないけれど、40番を終えた後だと物足りない。


新練習曲(楽譜によって順番が違うので調性を参考に確認してください。)

番号 難易度 コメント
ヘ短調。ツェルニー30番を終えたらこういうクロスリズムに挑戦しましょう。
変イ長調。これもクロスリズム。左手の音域が広いので、右手ばかり見ているとミスします。
☆+ 変ニ長調。ショパンらしい才気が感じられる曲。

調性から見るショパンエチュードOp.10とOp.25の全体像

作品10

最初に結論を書いてしまいますが、この曲集は平均律集を目指したけどうまくいかなかったので、なんとか連続演奏だけは達成した、というところだと思います。つまりop.10はバッハの平均律集と同じように長調短調の2曲ペアを連続して構成する予定だったと思いますが、7番と8番が長長ペアになってしまって計画通りにいかなかったのではないかと推測します。

下記のデータは誰でもすぐ気づくことですが、ショパンの失敗に関して論じている人が少ない(いない?)ので改めて書いておきます。

順番 曲調の対比 調性 調関係 1つ前との差 コンセプト合致
1-2 大アルペジョ vs. 半音階 ハ長調 ⇒ イ短調 平行調 なし ( ゜д ゜)ウマー
3-4 遅くカンタービレな曲
 vs. 急速な常動曲
ホ長調 ⇒ 嬰ハ短調 平行調 長3度上 ( ゜д ゜)ウマー
5-6 軽快な2拍子舞曲
 vs. 遅く鎮静的な曲
変ト長調 ⇒ 変ホ短調 平行調 長2度上 ( ゜д ゜)ウマー
7-8 トッカータ vs.
 ツェルニー的アルペジョ
ハ長調 ⇒ ヘ長調 下属調 減5度 (+д+)マズー
9-10 憂鬱な旋律
 vs. 優美な旋律
ヘ短調 ⇒ 変イ長調 平行調 4度上の短調 ( ゜д ゜)ウマ?
11-12 ハープの模倣 vs.
 ツェルニーの模倣
変ホ長調 ⇒ ハ短調 平行調 長1度下の長調 ( ゜д ゜)ウマー


このような状態で、2曲ずつ長短の順で平行調カップルになっていますが、7-8で関係が崩れてしまいます。どうしてこうなったのでしょうか。なぜ8番をイ短調で書かなかったのでしょうか。これに関してはショパン先生を小1時間問い詰めたいところです。

7番にも原因の一端があります。よりによって5番に対して減5度。最悪の関係です。6番は最後に転調して変ホ長調で終わるため、7番を変ロ長調で開始すれば連続演奏的に容易につながります。しかし7番をハ長調で書いてしまったため、素直にはつながらなくなってしまいました。

ここでショパンお得意の音符読み替え技が炸裂します。変ホ長調トニカの第3音=ト音で終わらせて(おそらく7番につなぐために意図的にト音で終わらせた)、これをそのまま7番ハ長調の属音に読み替えて接続します。ちょっと強引ですが、つながるからまあいいか、という感じですね。そこから9番へつなぐために禁を破って下属調=ヘ長調の8番を書いたと思われます。せっかく長短組み合わせでペアを作っていたのに、ここにきてすべて台無しです。ショパンエチュードのCDを聴いていると、まず7番で軽く違和感を覚え(ハ長調はないでしょ変ロ長調か変ニ長調でしょ、みたいな)、さらに8番が始まるときにそこまで続いていた長 ⇒ 短のペアが崩れるので強烈ないかりや長介感(ダメだこりゃ!)が漂ってしまいます。この先は9-10が短 ⇒ 長になって長 ⇒ 短関係も破綻してしまいます。いまさら悔やんでも仕方ないことですが、平行調ペアを長短の順に並べて連続演奏、という初期コンセプトを最後まで貫いてほしかったと思います。

ということで、平均律集へのオマージュは失敗どころか盛大な自爆に終わったものの、なんとか連続演奏できる形で12曲がまとまり、音楽史上最初の演奏会用練習曲集として成立しました。よかったですね(棒読み)。だからいいんだよもう!と投げやりな感じで革命のエチュードが終わっているように聞こえるのは、わたしの気のせいでしょうか?




作品25

op.10で懲りたので長短組み合わせコンセプトは無視して、とりあえず連続演奏を重視した形になりました。そのかわり、1曲ずつの独立性を高めて、練習曲といえども個々の曲の完成度を追求しています。

op.10で見られた強引な接続はなく12曲が調性的な関連性を利用して見事な数珠つなぎになっているので、連続演奏したときの流れのよさが素晴らしいです。インターネット上で「op.25の方がop.10よりも各曲の調性的つながりが薄い」とかおかしなことを書いている人がいるのはかなり困ります。「それ違います」というメールを送ってしまおうかと思いました。みなさんも和声はちゃんと勉強しましょう。

というわけで、ちょっと読みずらいですが、和声関係を一気に列挙します。

1:変イ長調2:ヘ短調(平行調) ⇒ 3:ヘ長調(同主調) ⇒ 4:イ短調(属調平行調) ⇒ 5:ホ短調(属調⇒ホ長調終止) ⇒ 6:嬰ト短調(下属調の平行調) ⇒ 7:嬰ハ短調(下属調) ⇒ 8:変ニ長調(同主調) ⇒ 9:変ト長調(下属調) ⇒ 10:ロ短調(前曲の同主調=嬰へ短調の下属調。前曲の終止音の変トを嬰ヘに読み替えて、嬰へ音から開始。エンハーモニックつながり。) ⇒ 11:イ短調(下属調の下属調=ドッペルサブドミナント) ⇒ 12:ハ短調(平行調の同主調)

9番 ⇒ 10番 ⇒ 11番 ⇒ 12番、この怒涛の連続に痺れます。この4曲は絶対セットで作曲してます。12番、大洋のエチュードが始まる瞬間のカタルシスがハンパないです。そして最後はハ長調=作品10の第1曲と同じ調性に転調して堂々と終わる!カックイイ~~~~!!

「計画通り(ニヤリ)」というショパン先生の顔が思い浮かびますね。


          計画通り




総括

でも、op.10は計画倒れに終わってるからそれほど自慢できないはずですね。それにいくらなんでもこんなに悪い表情じゃないと思います(笑)。「計画通り」で画像検索するとこればかりなのでつい(汗)。

そもそも黒鍵のエチュードなんか書かなきゃよかったんだよなあ。コンセプトと無関係な遊びをするから流れを壊すんじゃヴォケ、という感じです。ショパン先生も後悔してたっぽいけどね。前奏曲集でリベンジしたからいいようなものの、です。

練習曲集は「難しすぎて弾けない」とか当時のピアニストやピアノ教師が言ったらしいけれど、自らの下手クソぶり(というかピアニズム的な応用力の低さ)を露呈しただけではないかと思います。あとop.10の瑕疵に関しては音楽学者から「より一層の研鑽を求める」とか言われてました。まあ当然かと思います。フランツ・リストやハンス・フォン・ビューローがこの練習曲集を絶賛したので、その影響がずっと残って21世紀でもこの曲集を神聖視する人が多いですが、それは買いかぶりすぎというもの。

最後にもういちど結論:op.10の全部がダメってわけじゃないけど、ショパンにしてはちょっと失敗作よね。


おまけですが、フランツ・リストがショパンの前奏曲集を真似して全ての調性を揃えた練習曲集を書こうとしました。つまりショパンエチュード超えを狙ったのですが、12曲(ちょうど半分)で挫折しました。なかなか愉快な逸話だと思います。調性の順番が前奏曲集の逆回りなのがかっこいいと思います。リストのショパン愛はとどまるところをしらないな(笑)。この練習曲集はもちろん、「超絶技巧練習曲 S.139」として世界中で演奏されていることはもういうまでもありません。

練習曲集を作るのって、難しいんだね!ドビュッシーはよくがんばったね!偉い!

ショパンエチュードop.10およびop.25の目的

ショパンが考えたと思われるエチュードop.10およびop.25の目的を列挙します。

  • それそれの指の役割分担の明確化=5本の指の平均化を目指さない
  • 役割を分担できるだけの各指の独立性の獲得
  • 鍵盤に対する指の位置や角度の微調整による常に最適なフィギュレーション獲得
  • 上記に関連して、弾きやすいフィギュレーションを維持するために主に手首と肘の使い方の工夫
  • 幅広い音域を無理なくつかむ指間の拡大
  • さまざまなタッチの使い分けによる繊細で豊かな音色表現
  • さまざまなカンタービレの使い分けによる歌曲的な旋律表現
  • 「音楽の中心≠演奏技術の中心」の徹底。難しいパッセージほど難しくないように聞かせる。
  • 面白くないものを面白く。難しいものも面白く。愛らしく。楽しく。切なく。情感豊かに。
  • バッハの平均律集のような素晴らしい曲集を作りたい!

これらの要素が単一でなく1曲のなかに必ず複数、しかも並行して、渾然一体となって存在するのがショパンエチュードの最大の特徴です。それまでのエチュードは、練習目的は1曲あたりただ1つしかないのが基本でした。複数あったとしても、同時並行する練習曲は非常に稀なものでした。そのためどうしても味気なく、面白みに欠ける曲想になりがちでした。ショパンは1曲に対して複数の練習課題を盛り込むことで、練習曲を単なる練習としての存在を越えて誰でも楽しめて、なおかつ奥深い芸術性を持った楽曲へと変貌させたのです。

おそらく少年時代のショパンは、師に薦められるままクレメンティのパルナッスムやバッハの平均律集を弾きながら「練習曲とはなぜこれほどまでに味気のないものだろう」「バッハのプレリュードやフーガはこんなにも面白いのに」と日々思っていたはずです。味気のない練習曲をどのようにしたら弾いても聴いても楽しい曲にできるのか。それに対する明確かつ決定的な回答が、この2つの練習曲集です。このアイディアがなければ、のちの大作曲家がこぞって作った演奏会用練習曲は生まれえなかった、といえます。ショパンはさまざまなジャンルのピアノ曲の創生を行っていますが、20代の初めにいきなり演奏会用練習曲というジャンルを確立してしまいました。史上初の演奏会用練習曲集が、同時に史上最高の演奏会用練習曲集となったことに異論のある人はいないでしょう。ショパンは史上初かつ史上最高、というジャンルをほかに2つ作っています。スケルツォとバラードです。これだけを取っても作曲家としてのショパンの偉大さがわかろうというものです。

では、上記のような練習課題をどのように各曲に盛り込んだのか、少し述べてみます。たとえば・・・

  • 似たような音型の連続で運動性の獲得目的の練習であっても、構成音が少し変化しただけで全く異なるフィギュレーションを取らないと弾ききるのが困難になる曲。
  • 10度以上の幅広いアルペジョを連続して弾かせ、なおかつ内声まで含めた緻密なタッチ制御を要求する曲。
  • 片手だけで旋律と伴奏を同時に演奏させることで指の独立性とカンタービレな演奏表現を同時に習得させる曲。
  • 片手で常動的で技巧的な伴奏や装飾を奏でさせ、一方の手で悠然とカンタービレな旋律を演奏させ、テクニックを完全に音楽の外に追い出してしまう、しかし高度なテクニックがなければ音楽として成立しえない曲。
  • 素早く困難な跳躍を伴うパッセージを伴奏とし、別の手でこれまたカンタービレな旋律+対旋律を5本の指で分担させて弾く曲。
  • 信じられないほど多数の音符を1小節に詰め込み、ピアニスティックな表現の幅を極限まで拡大しつつ、拍節感を保つ曲。
  • 演奏困難な重音をさまざまなアーティキュレーションで奏することで刻々と移り変わる柔軟なフィギュレーション変化を身につけると同時に、各指の独立を促す曲。

・・・などなど。これを読んですぐ「ははーん、あの曲だな」と思い浮かぶ人もいると思います。


さて、ここまでくれば、この練習曲集の本当の目的は明らかです。

「真のテクニックは、ただひたすら、音楽のために!」


この言葉はカール・ツェルニー先生が自著で書いている言葉です。あの無味乾燥なツェルニーのエチュードも、豊かな音楽表現のためにはどうしても必要なのでした。




※出所不明な情報

ショパンのピアノ協奏曲が演奏困難といわれたので、ピアノ協奏曲から特に弾きにくいと思われるパッセージを抽出した練習曲集を作って、多くのピアニストに弾いてもらおうという裏の目的もあったと言われています。

ロルティのショパンエチュード新録音の購入方法&再生方法

ロルティの新録音がすごいと書いたら「どうやって買うの?」「どうやってデータを使うの?」というメールが来たので、購入方法とプレイバック方法を簡単にレクチャーします。オンライン販売なので、データをパソコンに保存してiPodなどで聞きます。15ポンド、すなわち1800円で音声・動画ともすべてのデータをダウンロード可能です。(1ポンド=120円換算)


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購入方法

  1. まずオンライン決済用のユーザ登録をします。クレジットカードをご用意ください。ペイパル(PayPal)かグーグルチェックアウトへ登録してください。googleのアカウントを持っていない人はその登録から始めなくてはいけなくて面倒なのでペイパルでどうぞ。重要なポイントとして、メールアドレスは必ずパソコンで利用可能なものを登録してください。
  2. http://www.plushmusic.tv/channels/EA6/chopin-etudes.html
    上記のサイト(データ販売サイト)にアクセスして、Complete Etude の Downroadボタンをクリックします。これでop.10とop.25と新練習曲3曲すべてを同時に購入することができます。
  3. ペイパルかグーグルのボタンをクリックします。
  4. ペイパルIDかグーグルID(どっちもメールアドレス)とパスワードを入力してログインします。
    それぞれのサービスで支払いをすると、支払い完了メールが届きます。このメールは非常に重要なので必ず保存してください。
  5. メールの中に記載されている長いアドレスにアクセスします。行が折り返している場合は上手につなげて1行に整形してください。
  6. アクセス先で下の画像のようにダウンロード可能なデータが表示されます。
    Lortie2
    ダウンロード権は120時間有効なので、なにも考えずに片っ端からダウンロードするのをオススメしますが、回線が遅いなどで最低限に留めたい場合はApple LosslessとFLAC 24bitを除いたすべてをダウンロードしてください。
  7. 光回線なら1~2時間程度ですべてのデータをダウンロード可能です。ADSLでも4時間はかからないでしょう。複数のファイルを同時にダウンロードできるので、じゃんじゃんクリックしましょう。上に書いたように120時間(5日間)が期限となりますので、取りきれなかったファイルはこの期間内にパソコンにダウンロードしてください。
  8. ムービーデータ(HD VIDEO)は3つあります。これは容量が大きく全部で1.4GB程度になりますので、ハードディスクの残り容量が少ない人は主にいけない動画もしくは見飽きた動画を捨てて空きを増やしてください。私は動画保存用に2テラのハードディスクを購入しましたw
  9. めでたくダウンロードに成功したら、聞く前にまずデータのバックアップを取っておきましょう。




再生方法

音楽データやムービーの再生方法を下に書きます。この中で出てくるツール(ソフトウエア)はどれも無料です。

iTunesやiPodやiPhoneでお手軽に聞く(ハードル低)
  1. MP3データを解凍して、ひとつのフォルダにまとめてブチ込みます。
  2. iTunesを起動して、フォルダ取り込みで上記のフォルダごと取り込みます。
  3. 曲名・アルバム名・アーティスト名が自動的に付与されたデータができあがります。
  4. そのままiTunesで再生可能です。iPodなどに転送すればもちろんそちらで再生できます。
  5. ( ゜д ゜)ウマー
iTunesを使わないでお手軽に聞く(ハードル低)
  1. MP3データを解凍して、ひとつのフォルダにまとめてブチ込みます。
  2. お使いのMP3ソフトで取り込んで、好きなように聞きやがれw
CDに焼いてCDプレーヤーで聞くA(ハードル中)
  1. FLAC 16bitデータを解凍してひとつのフォルダにまとめておく。
  2. http://odds.mond.jp/blog/archives/2006/03/flaccd_1.html
    Windowsの場合はこちらのページのやり方でCDを焼きます。ギャップ(曲間)はゼロ指定、ノーマライズはなし。
  3. プレーヤーでの再生ができたら、予備用にもう1~2枚焼いておきましょう。
  4. ( ゜д ゜)ウマー
CDに焼いてCDプレーヤーで聞くB:WAV変換(ハードル高:Macの人は別のやり方がありそうなのでちょっと待ってw
  1. FLAC 16bitデータを解凍してひとつのフォルダにまとめておきます。
  2. FLAC 16bitデータをWAV形式に変換します。
    http://www.propellerheads.jp/blog/z_other/flac%E3%81%8B%E3%82%89wave%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%81%B8%E5%A4%89%E6%8F%9B%E3%81%99%E3%82%8B
    説明は上記のサイトを参考にしてください。
    http://www.rarewares.org/lossless.php#flac-bundle
    Windowsの場合:FLACdrop
    http://tmkk.pv.land.to/xld/
    Macの場合:XLD(X Lossless Decoder)
  3. できあがったWAVデータをお好みのツールで編集してCDを焼きます。iTunesに取り込んでしまうのが早いです。やはりギャップ(曲間)はゼロ指定、ノーマライズはなしで。

※Macを利用している方へ
上記方法でWAVから焼いてもいいのですが、よくよく考えるとApple Losslessデータが使えるはずなので(たぶんMacのiTunesで読み込める)、変換しなくていいような気がします。わたしのiMacはすっかりWindows XPマシンと化していて、最近ほとんどMac OSを起動していないのでw近日中にMac OS Xでの動作を確認してCDの焼き方を追記する予定です。

iTunesやiPodで高音質に聞く(ハードル高)
  1. 上記のやり方で作った16bitWAVデータをフォルダごとiTunesに取り込みます。
  2. iPodに転送します。データ量が大きいのでiPodの空き容量に注意してください。
  3. お好きなやり方で再生します。デジタルアウトを利用した場合はCDよりはるかに高音質になります。動作メカ皆無で信号が出てくるのが効くらしい。
iTunesやiPodで最高音質に聞く(ハードル超高)
  1. FLAC 24bitデータを利用して(以下同文)
  2. PCから再生するよりiPodNano & Touch / iPhone / iPadから再生する方が高音質です。iPod Classicはハードディスクから逐次データを読み出すため音質的に弱点ありです。差がわかるかどうかは知りませんがwデリケートな微小音を扱うフォーマットなだけに差が出やすいと推測します。
    ⇒24bitと16bitの差が最もわかるのがこの部分です。24bitのほうが余韻や残響の消える間際の音がよりクリアに聞こえるはず、です。
  3. 最大の問題は24bitに対応したDAコンバータがまだ高価なことです。
    ⇒Wadiaから出るというアナウンスがあってすでに2年経過中。
  4. 再生環境さえ揃えられれば( ゜д ゜)ウマー
    私はこの環境を揃えようと虎視眈々とDAコンバーターを探している最中です。




ムービーの再生方法

ムービーはハイビジョン収録で、MP4形式のファイルになっています。iTunes+QuickTimeが入っていればWindowsでもMacでもダブルクリックだけで視聴可能です。ふつうにiTunesをインストールするとコバンザメのようにQuickTimeがくっついてきますので、まず大丈夫でしょう。QuickTimeが入っていない人は

GomPlayerというフリーソフトをオススメします。

http://www.gomplayer.jp/

こちらのサイトで配布されています。無料です。ロルティの演奏を連続的に画像に落としたくてコマ送り的に画像保存できるソフトを探していたらこれが見つかりました。

ちなみにWindows Media Playerはデフォルト状態ではMP4の再生はできません。WMPはこの件でもわかるように閉鎖的なソフトなので、おすすめできません。




音質にこだわった理由&コンテンツ追加予定

音質にこだわったのはファツィオリの音色を存分に味わって欲しかったからです。MP3⇒iPod再生だとちょっと心許ないところがあります。特にiPodのヘッドフォン出力がダメです。なのでWAVなどの無圧縮データでCDを焼くのがおすすめです。iPodやiPhoneのデジタル出力を再生できるオーディオ装置(最近多いです)をお使いの場合は、ぜひWAVデータをiPodに転送して聞いてみてください。別次元の世界が待っています。

MP4データからDVDまたはBlu-rayディスクを作成して家庭用のプレーヤーやレコーダーで見る方法もそのうち記載しますが、知識のある人は適当にやっちゃってくださいwコピーガードのかかってないデータを販売してくれたロルティ氏&制作会社に大感謝!です。この姿勢が大事だと思うんだよなあ。

ショパンエチュード解説始めます

ネットにはショパンエチュードを解説してる身の程知らずが私を含め大勢いますがw、中途半端なものが多くさすがに遺憾に思うので、反省もこめてきちんとした解説をやりなおそうと思います。音大ピアノ科入学を目指すくらいのレベルで進める予定です。

完成度が低くていい、とりあえず弾ければいい、という人にとっても、練習法や演奏解釈のアドバイスはお役に立てるのではないかと思います。もちろん初心者にもわかりやすいように書きますが、そのつど専門用語の解説はしないのでわからない言葉があったら適宜ググってください。

あとショパンの楽譜を読む上での注意点は随時書きます。これが最も重要なのですが、みんな(ピアニストを含む)楽譜を軽視しすぎです。多くの人が楽譜に書いてあるのにやっていないこと、楽譜に書いてないのにやってることなど、おかしなショパン演奏に対する警鐘を込めて、真摯に読譜する大切さを訴えようと思います。演奏解釈は俺様がいいと考えていることを、押し付けがましくならない程度に書く予定です。大半はマスタークラスで聴講したことを醸成したものだと思ってください。

お手本とする演奏はルイ・ロルティ氏の2008年版です。ロルティ氏独自の解釈と思われる点(あまり一般的でない解釈)については都度指摘したいと思います。

なお、一般的に名盤とされるマウリツィオ・ポリーニ氏のDG盤は、ピアノレスナー的にはかなり困った録音です。多くのピアノレスナーやピアノ音楽の愛好家がネット上で指摘していますが、上記に書いたような「楽譜に書いてあるのにやっていないこと」があまりにも多いので、このCDを引き合いに出して解説をすると「こういう風に弾いてはいけません」だらけになってしまうのです。

このページの作者について

はてなID:Harnoncourt

ライブドアID:Harnoncourt

Yahoo!知恵袋ID:yasuyuki_maekawa

asahi-netホームページ:BUN


場所によって名前がコロコロ変わって申し訳ないですが、どれも同一人物です。

ピアノ暦は40年ほど、そのうちまともに習ったのは20年間です。レッスンを受けたのは5~15歳、33~44歳、いずれも1~2年の中断期間をはさみながら続けてきました。15歳の段階でツェルニー30番とソナチネ1が半ばでした。33歳で同じところから再開して、44歳で月光ソナタや英雄ポロネーズが弾けるくらいまで、少しずつ上達しました。レッスンを中断していたときもピアノは弾いていたので、それほど33歳で再開したときもそれほどひどい困難さはありませんでした。

このブログ以外にも日記風のブログやホームページがあります。リンク集からたどってください。ホームページではショパンとラヴェルの楽曲解説とCD聴き比べをやっていますが、ショパンは勉強不足な状態で書いてしまったのでとても中途半端な内容です。その反省もあって、改めてきちんとしたショパンエチュードの解説をしたいと考えました。

作業履歴

2012.02.01:CSS色指定確定版 ver 1.00

2012.02.01:コンテンツ内の色指定、テーブル枠指定、hr指定の排除(線の太さ&色をCSSに任せる)

2012.02.06:コメント部改行幅変更( 1 → 1.25)、アンカーに target="new" 追記。_blankでもどっちでもいいよもう。



-今後の作業予定 2012.02.05オワタ\(^o^)/-

楽譜:スキャン楽譜の縮小率確定⇒【優先度高】 2012.02.05終了

CSS:TABLEタグのPADDING指定追加(文字が枠に近すぎるのを修正) 2012.02.02終了

CSS:画像関連パラメタ調整(op.10-1楽譜掲示後) 画像保存後でも修正可能のため不要

CSS:「次のページ」リンクのスペースが広すぎ。高さを詰める。 2012.02.02終了

CSS:右カラムの高さを記事に揃える。(無理め。2012.02.03)

CSS:記事内検索の窓を広げる。⇒対応不可能 2012.02.02

CSS:右カラムの長さをコンテンツに揃える(無理め。2012.02.03)

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リンク集
ルイ・ロルティ
LouisLortie.com
公式サイト(英語・仏語)
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ピアノやクラシック音楽を中心にしたブログ
音楽図鑑CLASSIC
エチュード以外のショパンの作品解説やCD聴き比べなど
YouTube
自分で演奏&DTMで作った音楽

オンライン無料楽譜
IMSLPショパン(英語)
さまざまな版が収録されており、演奏指示などの記述がバラバラで混乱するので、きちんと勉強したい人にはおすすめできない。
ショパン初版譜
英仏独3カ国の初版譜が比較できる。演奏指示などの記述がバラバラ(以下略)なので、調べものをしたい人向け(英語)
ショパン自筆譜ファクシミリ
自筆譜が確認できる。読みずらいがちょっとした確認をしたいときに非常に便利。アクセント記号やsf&fzで迷ったらここ(英語)


楽譜販売サイト
ナショナルエディション直販
PayPalユーロ決済。8ユーロで日本への配送可能。(英語)
ショパン自筆譜ファクシミリ
PWM。随時追加される模様。op.10の一部が散逸していて全曲揃わないのが非常に残念。(英語)

amazonショパン楽譜@洋書カテ
ヘンレ版
ヤマハ等の店頭で買うより安価
ドーヴァー版
やはり店頭より安価。楽譜サイズに注意。ミニサイズのものが混ざってます。

その他
ファツィオリ
近年ロルティが録音に使用しているピアノ。スタインウエイとはまた違った魅力。
シャンドス
ロルティのCDを発売しているレーベル(英語)
NationalEdition.com
ナショナル・エディション総本山(英語)
国際ショパン協会
ショパンコンクール主催(英語)
日本ショパン協会
国内の演奏会情報など

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